パネルボンドガン自作



パネルボンドガン自作

ドリフト教習所 自分でイジろう(DIY) パネルボンドガン自作

車イジリにパネルボンドを使用してみます。これは溶接並みの強度があるため溶接ができない部分に使用します。 ただし欠点というか、ものすごく高価です。さらに専用のコーキングガンが必要で、これがまたものすごく高価なのです。

これがパネルボンドです。

量もたいして多くはないです。大事に使わないといけません。2液混合なので、同時に同じストロークで押せば硬化剤と最適な比率で混合できます。 専用のコーキングガンを使えば問題は無いのですが、高価なので普通のコーキングガンを改造して自作してみます。一般的な自作方法なので、ネットで調べれば簡単に検索できるはずです。

ホームセンターで売っている安いコーキングガンです。200円以下だったと思います。後から思ったのですが、このコーキングガンは少し強度不足。フレームが反ってしまうのです。

ホームセンターでコーキングガンを2個買います。2個とも分解して、ピストンを押すロットを外します。 パネルボンドのシリンダピッチが40(mm)なので、2本のロットを40(mm)の間隔で接続します。 ロットの後ろ側は適度に切断しました。ロットを支えているブロックは、φ7.5(mm)の穴が40(mm)ピッチで空いているブロックです。 適当なブロックに穴をあけ、2つに切断しています。このブロックを通して溶接すればいい感じに溶接できるでしょう。

切断したロットを使用して、溶接しました。後から思えば普通のあて板で溶接したほうがよかったような気がします。

組み立てるとこんな感じです。ロットの位置決めに使用したブロックは1つだけ残しています。このブロックにはM4のタップが切ってあります。もしロット強度が不足していた場合、ロット間を固定する目的で残しています。 ここを溶接しなかったのは、パネルボンドをある程度使用したら移動させる必要があったからです。

パネルボンドをセットしたらこんな感じです。ちなみにロット先端のピストンみたいな板は加工しています。そのままではパネルボンドのシリンダに入らなかったのです。 こんな感じで自作完了です。わざわざ高いコーキングガンを買う必要がなくなりました。ただしこれは自作なので必ず自己責任ですよ。

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