ブリスターフェンダー交換その2
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ブリスターフェンダー交換その2
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その1
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ドリフト教習所 自分でイジろう(DIY) ブリスターフェンダー交換その2
前回はリヤフェンダー切り上げまで行いました。
ブリスターフェンダー交換その1前回は切り上げ後のフェンダー固定をパネルボンドとネジで行いました。しかし強度的に心配だったので一応溶接しています。
溶接機は評判の良かったアストロプロダクツ製にして見ました。溶接機
溶接後はさびが出やすいので、シャーシブラックを塗ってコーキングしています。
内側もしっかりコーキング。
外したフェンダーの取り付けに入ります。このフェンダーは外した後一回り小さくカットしています。ボディとパテ埋めするとき、自然な感じに仕上げるためです。 ここで問題が発生しました。右側のフェンダーは給油口があるため、ちゃんとオーバーフェンダーになっています。しかし左側は給油口などの支えが無く単純に上から貼り付けるだけです。 そのためそのままボディに貼り付けてもほとんどフェンダーが出てくれません。材料の厚み分が出ているだけです。もともと左右で出る寸法が違っていたのはこのせいでしょう。
左側のフェンダーには給油口が無いので、右側の給油口と同じ感じの位置にFRPでスペーサを作ります。これで多少は出るようになりました。
さらにフェンダー上部にもスペーサーを貼り付けて調整です。貼って削ってちょうどいい位置になるまで調整します。
スペーサーはFRPを20枚程度重ねています。一度に10枚くらい重ねて固めると、このように色が変色してしまいます。
今度はブリスターフェンダーにマーキングです。この位置に穴を開けてリベットでボディに固定します。
最初に穴を開けて、裏側にFRPを何枚か貼り付けます。リベットで固定する位置のボディとブリスターフェンダーの隙間をなくすためです。 これをしておかないと、リベットで固定したときブリスターフェンダーが変形して形がおかしくなるからです。ボディに当てて、指で押してもペコペコしないように調整します。
調整が終わったら再度穴を開けます。今回は4.0のステンリベットなので4.1のキリで穴を開けています。 穴あけが終わったらザグリをほります。このザグリのなかにリベットの頭が隠れるようにします。
実際にリベットを入れて確認します。いい感じですね。
位置を確認しながらリベットで固定します。ステンリベットなのでものすごく硬いです。がんばって固定しましょう。 一応リベットを打ち込む位置にはパネルボンドをつけています。まぁここまでする必要があるのかは疑問ですが。
実際に取り付けるとやはり隙間ができました。
以前FRPパテを購入していたので、使ったこともないし試しに使用してみましょう。
FRPパテといってもFRPと同じように硬化剤を100:1でよく混ぜて使用します。硬化時間もFRPと同じような感じでした。
反対側もしっかり隙間を埋めます。ここにへらを突っ込んでパテを入れるのではなく、なすりつける感じで押し込みます。
FRPパテも250gしか購入していなかったので最後には足りなくなりました。足りない部分はFRPで隙間をふさぎます。 この隙間をふさぐ目的は、上から押したとき隙間があるとペコペコなって表面のパテが割れる可能性があるからです。
ボディ側をやすりなどで少し削って、FRPでボディとブリスターフェンダーを固定します。FRPは金属には引っ付かないので、ボディ側は塗装が傷つく程度に削ります。
反対側も同じ用にします。下側以外は全てボディと固定しました。下側はもし水が浸入すると抜けなくなるので一応何もしない予定です。このあとはひたすら削って表面を滑らかにします。
このブリスターフェンダーは表面がとてもうねっています。これもがんばって直してみます。
使うのはこのドンマイパテ。
フェンダー表面に薄く塗ります。あとはこれを削っていくだけですが、今日はここまでにしておきます。
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